『あるドイツ人の明治初期「日本学」事始め ケンパーマンの明治7年神道報告』発売中です














 本書は、一八七四(明治七)年にドイツ人によってドイツ語で書かれ、東京か横浜で開かれたドイツ人のとある会合で発表された文章の翻訳です。当時数えるほどしか日本国内にはいなかったドイツ人の中に日本のことを知ろうとして調べた人がいて、そこでわかったことについて書いてあるものです。ですから、「神道に関する正しいことが書かれている」というわけではありません。また、古事記・日本書紀といった文献の英訳や独訳などができるよりもずっと前に書かれたものですから、そういう文献を英語なりドイツ語なりで読んで理解した、ということはありえない時代の調査報告です。
「訳者前書き」より






































書名:あるドイツ人の明治初期「日本学」事始め ケンパーマンの明治7年神道報告
著者:Peter Kempermann(ペーター・ケンパーマン)
訳者:長沢敬
発売:今井出版
定価:1,800円+税
ISBN:978-4-86611-008-0
2015年12月20日sun